時効(民事)

時効(民事)の記事一覧

民事における時効とは、一定期間の経過によって権利を取得または消滅させる制度のことです。民事時効には、取得時効と消滅時効があります。

時効(民事)の記事一覧は、以下のとおりです。

なお、その他の民法に関する記事は、以下のページをご覧ください。

時効(民事)の概要

時効の画像

民事における時効とは、一定期間の経過によって権利を取得または消滅させる制度のことをいいます。この民事時効には、権利を取得させる取得時効と権利を消滅させる消滅時効があります。

この時効の効果を主張するためには、時効の援用をする必要があります(民法145条)。時効の援用とは,時効による利益を享受する旨の意思表示のことをいいます。

他方、時効によって不利益を被る当事者は何もできないわけではありません。時効の完成を阻止するための措置として、時効の更新時効の完成猶予といった制度が設けられています。

前記のとおり、消滅時効とは、一定の期間の経過によって権利を消滅させる制度です。時効の期間は権利の内容によって異なります。

例えば、債権の場合は、「権利を行使できる時から10年間」または「権利を行使できることを知った時から5年間」のいずれか時期の早い方とされています(民法166条1項)。

時効(民事)に関する記事の一覧

消滅時効

短期消滅時効とは?

債権の種類によっては、債権の消滅時効期間を、通常の期間(5年~10年)よりも短く定めた「短期消滅時効」が設けられていることがあります。このページでは、短期消滅時効とは何かについて説明します。
消滅時効

消滅時効とは?

民事においても時効制度があります。この民事時効には,消滅時効と取得時効があります。このうち消滅時効とは,一定期間の経過により,文字どおり権利を消滅させてしまうという制度です。このページでは、消滅時効とは何かについて説明します。
時効の更新・完成猶予

時効の更新とは?

時効によって不利益を被る者の救済策として、民法は、時効の完成を止めるための措置である「時効の更新」(かつての時効の中断)という制度を設けています(民法147条以下)。このページでは、時効の更新とはそのような制度なのかについて説明します。
時効の援用

時効の援用とは?

民事時効制度は、一定の期間の経過により権利を取得または消滅させる制度です。もっとも、この時効の効果を主張するためには、「時効の援用」を行う必要があります(民法145条)。このページでは、時効の援用とは何かについて説明します。
時効(民事)

時効(民事)とは?

刑事法の領域だけではなく,民事法の領域でも時効制度があります。民事時効制度は,民法にその原則が定められています。この民事時効には,取得時効と消滅時効があります。このページでは、時効(民事)について説明します。