時効(民事)の記事一覧
民事における時効とは、一定期間の経過によって権利を取得または消滅させる制度のことです。民事時効には、取得時効と消滅時効があります。
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時効(民事)の概要
民事における時効とは、一定期間の経過によって権利を取得または消滅させる制度のことをいいます。この民事時効には、権利を取得させる取得時効と権利を消滅させる消滅時効があります。
この時効の効果を主張するためには、時効の援用をする必要があります(民法145条)。時効の援用とは,時効による利益を享受する旨の意思表示のことをいいます。
他方、時効によって不利益を被る当事者は何もできないわけではありません。時効の完成を阻止するための措置として、時効の更新や時効の完成猶予といった制度が設けられています。
前記のとおり、消滅時効とは、一定の期間の経過によって権利を消滅させる制度です。時効の期間は権利の内容によって異なります。
例えば、債権の場合は、「権利を行使できる時から10年間」または「権利を行使できることを知った時から5年間」のいずれか時期の早い方とされています(民法166条1項)。