日本国憲法は、わが国の法体系における最高法規とされる法です。その目的は、国家権力の濫用を制限し、国民の基本的人権を保障するところにあります。

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日本国憲法の概要
憲法は、国家の基本法です。近代憲法は、国家権力の濫用を制限して個人の基本的人権を保障する法であり、法体系において最高位を占める最高法規とされます。
わが国にも、日本国憲法があります。
憲法総論
近代憲法は、基本的人権を保障する「自由の基礎法」であり、国家権力の濫用を制限する「制限規範」であり、また、「最高法規」であるという特質があるのです。
日本国憲法も、個人の尊厳を確保することを最重要とし、基本的人権の保障、国民主権、平和主義を基本原理としています。
基本的人権の保障
日本国憲法では、その第3章において、基本的人権の保障を定めています。現代においては、基本的人権は、国家からの自由(自由権)のみならず、国家による自由(社会権など)や国家への自由(参政権など)も保障されるようになっています。
具体的には、自由権のほか、社会権、参政権、受益権、平等権などがあり、さらに、憲法13条後段を包括的自由権を根拠としたプライバシー権などの新しい人権も保障されると解されています。
統治機構
日本国憲法では、憲法で国家機関に対して厳格な規律を設けておくことによって,国家権力の濫用による人権侵害を抑制するために、統治機構として、「国会」「内閣」「司法」「財政」「地方自治」を規定しています。
統治機構が定める国家機関の1つである国会は、衆参両院によって構成され、国民から選ばれた国会議員によって組織され、「全国民の代表機関」「唯一の立法機関」「国権の最高機関」であるとされています。
憲法と資格試験
憲法は、国家の基本法です。そのため、司法試験(本試験)、司法試験予備試験、司法書士試験、公務員試験などの試験科目になっています。
憲法は「入口は広いが、出口は狭い」と言われることがあります。抽象的な議論が多いため、比較的取っつきやすい反面、学習が進むほどイメージをつかみづらく難解に感じるようになるということです。
独学では「本当にこの解釈で正しいのか?」と不安になることもあるかもしれません。効率的に試験対策をするには、予備校や通信講座などを利用するのもひとつの方法でしょう。
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参考書籍
憲法を深く知りたい方やもっと詳しく勉強したい方のために、憲法の参考書籍を紹介します。
憲法(第八版)
著者:芦部信喜 出版:岩波書店
憲法を勉強する人は全員読んでいるのではないかというくらい定番中の定番。著者が亡くなられてからも、改訂され続けています。不足する知識は他の本などで補えばよいだけなので、資格試験受験の基本書としても十分。憲法を勉強するなら読んでおかなければいけない本です。
日本国憲法論(第2版)
著者:佐藤幸治 出版:成文堂
憲法学の第一人者による概説書。レベルは高いです。初学者向きではありません。しかし、通説的見解とは異なる視点から論考されており、憲法の理解を深めることができます。
憲法(第五版)
編集:樋口陽一 出版:勁草書房
こちらも憲法学(特に比較憲法学)の第一人者による概説書。あまり受験向きではないかもしれませんが、より深く憲法を理解したいのであれば、読んでおくべき本です。
司法試験・予備試験など資格試験向けの参考書籍としては、以下のものがあります。
基本憲法Ⅱ(総論・統治)
著者:木下智史ほか 出版:日本評論社
初学者からでも使えるテキスト。資格試験受験生向けに書かれているため、非常に読みやすい本です。司法試験以外でも使えると思えます。
憲法Ⅱ(第2版)
著者:渡辺康行ほか 出版:日本評論社
2分冊の体系書。共著ですが、内容に矛盾は感じません。ただし、初学者向きではありません。知識量は十分なので、辞書代わりに使えます。
憲法(第4版)伊藤真試験対策講座5
著者:伊藤真 出版:弘文堂
いわゆる予備校本。予備校本だけあって、分かりやすくまとまっています。知識量も十分です。学習のスタートは、予備校本から始めてもよいのではないでしょうか。
