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任意整理

任意整理とは、弁護士等が債務者代理人として、債権について、弁済の額や方法等について裁判外で債権者と交渉をして処理することをいいます。

任意整理の記事一覧

任意整理の記事一覧は、以下のとおりです。

なお、その他債務整理に関する記事は、以下のページをご覧ください。

任意整理の概要

任意整理の画像

前記のとおり、任意整理とは、弁護士等が債務者代理人として、債権について、弁済の額や方法等について裁判外で債権者と交渉をして処理することをいいます。債務整理の代表的な方法の1つです。

任意整理は、裁判外の交渉です。そのため、自己破産や個人再生のような法的制約がありません。また、法的制約が少ないことから、柔軟な解決が可能というメリットがあります。

任意整理は全ての債権者を対象とするのが原則ですが、一部の債権者だけを対象とすることも可能です。例えば、住宅ローンや自動車ローンの債権者だけ外してそれ以外を任意整理するなどの場合です。

ただし、法的制約がない反面、法的強制力が弱いということでもあります。債権者の中に強硬な貸金業者がいたとしても、これを強制的に整理することができないというデメリットがあります。

任意整理は法的制限がなく、柔軟な対応ができるため、債務整理を検討する際にはまず最初に考える方法でしょう。もっとも、あまりに無理な任意整理は失敗します。3年(36回)払いが可能かどうかを1つの基準として考えた方がよいでしょう。

この任意整理では、債務者の生活を維持できる程度の返済になるように、長期の分割払いにしてもらい、利息の免除なども求めて交渉していくことになります。交渉が成立した場合には、債権者との間で和解(合意)を締結します。

弁護士・司法書士の探し方

「任意整理をしたいけれど、どの弁護士や司法書士を選べばいいのか分からない」
という方は少なくないでしょう。

現在では、多くの法律事務所・司法書士事務所が任意整理を取り扱っています。そのため、インターネットで探せば、任意整理を取り扱っている弁護士や司法書士はいくらでも見つかります。

しかし、インターネットの情報だけでは、分からないことも多いでしょう。やはり、実際に一度相談をしてみて、自分に合う弁護士・司法書士なのかどうかを見極めるのが一番確実です。

債務整理の相談はほとんどの法律事務所・司法書士事務所で「無料相談」です。むしろ、有料の事務所の方が珍しいくらいでしょう。複数の事務所に相談したとしても、相談料はかかりません。

そこで、面倒かもしれませんが、何件か相談をしてみましょう。そして、相談した複数の弁護士や司法書士を比較・検討して、より自分に合う弁護士を選択するのが、後悔のない選び方ではないでしょうか。

なお、債務の額が140万円を超える債権者がいる場合、司法書士では扱えないため、弁護士を探す必要があります。

レ・ナシオン法律事務所
・相談無料
・全国対応・メール相談可・LINE相談可
・所在地:東京都渋谷区
弁護士法人東京ロータス法律事務所
・相談無料(無料回数制限なし)
・全国対応・休日対応・メール相談可
・所在地:東京都台東区
弁護士法人ひばり法律事務所
・相談無料(無料回数制限なし)
・全国対応・依頼後の出張可
・所在地:東京都墨田区

参考書籍

本サイトでも任意整理について解説していますが、より深く知りたい方のために、任意整理の参考書籍を紹介します。

クレジット・サラ金の任意整理実務Q&A
著者:柄澤昌樹 出版:青林書院
任意整理に関する実務書。Q&A形式なので問題点を理解しやすい。任意整理をメインとする実務書は多くないのでおすすめできる書籍ですが、古い本なのでアップデートが必要です。
クレジット・サラ金処理の手引き(6訂版)
編著・出版:東京弁護士会・第一東京弁護士会・第二東京弁護士会
東京の3弁護士会による債務整理・クレサラ事件処理全般についての実務書。債務整理全般を1冊でまとめている実務書は意外と少ないので、債務整理を知るにはちょうど良い本です。
債務整理事件処理の手引: 生活再建支援に向けて
編集:日本司法書士会連合会 出版:民事法研究会
債務整理全般について、実務の基本的処理をまとめた本。債務整理全般を知るにはちょうど良い本です。
事例に学ぶ債務整理入門: 事件対応の思考と実務
編集:債務整理実務研究会 出版:民事法研究会
債務整理全般について、具体的な事例をもとに解説する実務書。事例ベースのため、理解しやすくなっています。ただし、やや古い本のため、アップデートは必要です。
Q&A過払金返還請求の手引: サラ金からの簡易・迅速な回収をめざして
編集:名古屋消費者信用問題研究会 出版:民事法研究会
過払金返還請求の教科書のような本。やや古いので判例や論点のアップデートは必要です。引き直し計算の方法の解説などは、任意整理にも使えます。

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