冒頭ゼロ計算（残高無視計算）の記事一覧
貸金業者から取引履歴の一部が開示されなかった場合に、取引履歴の冒頭残高をゼロ円として引き直し計算をすることを冒頭ゼロ計算（残高無視計算）と呼んでいます。
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冒頭ゼロ計算（残高無視計算）
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冒頭ゼロ計算（残高無視計算）の概要
貸金業者から取引履歴の一部が開示されなかった場合に、取引履歴の冒頭残高をゼロ円として引き直し計算をすることを冒頭ゼロ計算（残高無視計算）と呼んでいます。
取引履歴の一部が開示されていないため、その欠けている部分を推定によって再現して推定計算を行うという方法もあります。しかし、推定計算をするには、それなりに資料が揃っていなければ難しいこともあります。
そこで、冒頭ゼロ計算を利用します。これは、一部開示取引履歴の冒頭部分における残高の立証責任は、貸金請求をしているのに等しいため、その立証責任は、本来貸金業者にあるべきであるという考え方をもとにしています。
ただし、実際の過払金返還請求訴訟では、冒頭ゼロ計算は、冒頭部分をゼロ円と推定しているものであり、その合理性の立証責任は、借主側にあると判断されることが少なくありません。
