遺産分割の対象となる財産に関する記事一覧
遺産分割の対象となる財産(遺産)は,遺産分割時に存在する相続財産です。ただし,可分債権のように,相続財産であっても遺産分割の対象にならないものもあります。
遺産分割の対象となる財産に関する記事一覧は、以下のとおりです。
なお、その他民法に関する記事は、以下のページをご覧ください。
遺産分割の対象となる財産の概要
前記のとおり、遺産分割の対象となる財産(遺産)は,遺産分割時に存在する相続財産です。
ただし,可分債権のように,相続財産であっても遺産分割の対象にならないものもあります。金銭その他の可分債権は、相続開始によって、当然に、各共同相続人にそれぞれの相続分に応じて分割承継されます。そのため、遺産分割が必要ないのです。
もっとも、例外はあります。それは、預貯金払戻債権です。預貯金払戻債権は、可分債権であるものの、当然には分割承継されず、遺産分割の対象となると解されています。
遺産分割の対象となる財産が確定する基準時は、上記のとおり、遺産分割時です。ただし、相続人全員の合意があれば、確定基準時を相続開始時にすることは可能です。
遺産分割の対象となる財産の評価の基準時も、遺産分割時とされています。遺産をどのように評価するのかは、各財産によって異なってきます。