債権の記事一覧
民法第三編は「債権」を定めています。この第三編のことを「債権法」と呼ぶことがあります。債権法は、債権総論と債権各論に分かれています。
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債権の概要
債権とは、債権とは,特定人に対して何らかの行為や給付を請求する法的権利のことをいい,逆に,債務とは,特定人に対して何らかの行為や給付を提供しなければならない法的義務のことをいいます。
民法第三編は、この「債権」について定めています。債権の発生原因にかかわらず、債権全般に共通する効果について論じる「債権総論」と債権の発生原因ごとに論じる「債権各論」に分けられるのが一般的です。
債権総論
前記のとおり、債権総論では、債権の発生原因にかかわらず、債権全般に共通する効果について論じられます。
債権には、特定物の引き渡しを目的とする特定物債権と一定の種類の物の一定量を給付するべきことを内容とする種類債権(不特定物債権)という分類があります。
また、金銭の給付を目的とする債権を金銭債権と呼びます。金銭債権は、金銭の特殊性から、通常の債権と異なる取扱いがされます。
債務者が、債務の本旨に従った履行をしないことを債務不履行といいます。この場合、債務者は、債務不履行責任という法的責任を課せられることになります。