法律上の「人」は、自然人のみならず法人も含まれます。法律上の「人」には、権利義務の主体となり得る資格(権利能力)が与えられます。

法律上の「人」に関する記事一覧
法律上の「人」の概要
法律上の「人」とは、法律上、権利義務の主体となることができる資格(権利能力)を与えられたものを意味します。法律上の「人」は、個人である自然人だけでなく、会社などの法人も含まれます。
自然人の場合、出生の時から当然に権利能力を与えられ、死亡の時に失われます。ただし、出生していない胎児であっても、相続、遺贈、不法行為に基づく損害賠償請求権に関しては、「人」としての権利能力が認められます。
自然人の終期は、死亡の時です。遺体が見つからないなど死亡が証明できない場合に備えて、失踪宣告と認定死亡という制度が用意されています。失踪宣告は家庭裁判所の手続であり、認定死亡は行政機関の手続です。
また、2人以上の人が亡くなったもののどちらが先に亡くなったかが不明な場合には、同時に死亡したものと推定されます。相続では、どちらが先に亡くなったかによって相続人などが変わることがあることから、このような制度が設けられています。
民法と資格試験
民法は、私法の基本法です。我々の生活に最も身近な法律です。
そのため、例えば、司法試験(本試験)、司法試験予備試験、司法書士試験、行政書士試験、宅建試験、マンション管理士試験・・・など、実に多くの資格試験の試験科目になっています。
これら法律系資格の合格を目指すなら、民法を攻略することは必須条件です。
とは言え、民法は範囲も膨大です。メリハリを付けないと、いくら時間があっても合格にはたどり着けません。効率的に試験対策をするには、予備校や通信講座などを利用するのもひとつの方法でしょう。
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参考書籍
本サイトでも民法について解説していますが、より深く知りたい方や資格試験勉強中の方のために、民法の参考書籍を紹介します。
新訂民法総則(民法講義Ⅰ)
著者:我妻榮 出版:岩波書店
民法の神様が書いた古典的名著。古い本なので、実務や受験にすぐ使えるわけではありませんが、民法を勉強するのであれば、いつかは必ず読んでおいた方がよい本です。ちなみに、我妻先生の著書として、入門書である「民法案内1(第二版)」や「ダットサン民法総則・物権法(第4版)」などもありますが、いずれも良著です。
我妻・有泉コンメンタール民法(第8版)
著書:我妻榮ほか 出版:日本評論社
財産法についての逐条解説書。現在も改訂されています。家族法がないのが残念ですが、1冊で財産法全体についてかなりカバーできます。辞書代わりに持っていると便利です。
司法試験・予備試験など資格試験向けの参考書籍としては、以下のものがあります。
民法(全)(第3版補訂版)
著者:潮見佳男 出版:有斐閣
1冊で民法総則から家族法まで収録されています。基本書というより入門書に近いでしょう。民法全体を把握するのにはちょうど良い本です。
民法の基礎1(総則)第5版
著者:佐久間毅 出版:有斐閣
民法総則の基本書。基礎的なところから書かれており、読みやすく情報量も多いので、資格試験の基本書として使うには十分でしょう。
スタートアップ民法・民法総則(伊藤真試験対策講座1)
著者:伊藤塾 出版:弘文堂
いわゆる予備校本。予備校本だけあって、実際の出題傾向に沿って内容が絞られており、分かりやすくまとまっています。民法は範囲が膨大なので、学習のスタートは、予備校本から始めてもよいのではないでしょうか。
