債権の発生原因の1つに「不法行為」があります。不法行為とは、 故意または過失によって他人の権利または法律上保護される利益を侵害する行為のことです。

不法行為の記事一覧
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不法行為の概要
不法行為とは、 故意または過失によって他人の権利または法律上保護される利益を侵害する行為のことです。不法行為を行った者は、被害者に対して不法行為責任(損害賠償責任)を負います。
この不法行為に基づいて損害賠償を請求できる被害者の権利を「不法行為に基づく損害賠償請求権」と呼んでいます。この不法行為に基づく損害賠償請求権も、相続の対象になります。
民法711条は、生命侵害があった場合、被害者の近親者(父母・配偶者・子)は、固有の慰謝料請求権を取得すると定めています。この民法711条には、近親者側の立証責任を軽減する意義があります。
不法行為をした者が未成年者などの責任無能力者であった場合、その監督義務者等が責任無能力者に代わって損害賠償責任を負担することがあります。責任無能力者の監督義務者等の責任と呼ばれています(民法714条)。
また、事業の執行によって被用者(従業員)が他人に損害を与えてしまった場合、その使用者(雇用主)も損害賠償責任を負担することがあります。これを使用者責任といいます(民法715条)。
民法と資格試験
民法は、私法の基本法です。我々の生活に最も身近な法律です。
そのため、例えば、司法試験(本試験)、司法試験予備試験、司法書士試験、行政書士試験、宅建試験、マンション管理士試験・・・など、実に多くの資格試験の試験科目になっています。
これら法律系資格の合格を目指すなら、民法を攻略することは必須条件です。
とは言え、民法は範囲も膨大です。メリハリを付けないと、いくら時間があっても合格にはたどり着けません。効率的に試験対策をするには、予備校や通信講座などを利用するのもひとつの方法でしょう。
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参考書籍
本サイトでも民法について解説していますが、より深く知りたい方や資格試験勉強中の方のために、民法の参考書籍を紹介します。
我妻・有泉コンメンタール民法(第8版)
著書:我妻榮ほか 出版:日本評論社
財産法についての逐条解説書。現在も改訂されています。家族法がないのが残念ですが、1冊で財産法全体についてかなりカバーできます。辞書代わりに持っていると便利です。
司法試験・予備試験など資格試験向けの参考書籍としては、以下のものがあります。
民法(全)(第3版補訂版)
著者:潮見佳男 出版:有斐閣
1冊で民法総則から家族法まで収録されています。基本書というより入門書に近いでしょう。民法全体を把握するのにはちょうど良い本です。
基本講義 債権各論II(不法行為法)第4版補訂版
著者:潮見佳男ほか 出版:新世社
債権各論の基本書。初学者向けのため、基礎的なところから書かれています。どちらかと言うと入門書ですが、資格試験の基本書としても使えます。
物権法(伊藤真試験対策講座2)第4版
著者:伊藤塾 出版:弘文堂
いわゆる予備校本。予備校本だけあって、実際の出題傾向に沿って内容が絞られており、分かりやすくまとまっています。民法は範囲が膨大なので、学習のスタートは、予備校本から始めてもよいのではないでしょうか。
