遺産相続において、相続人等に分配される相続財産の割合のことを「相続分」といいます。相続分には、法定相続分と指定相続分があります。

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相続分の概要
遺産相続において,相続人等に分配される相続財産の割合のことを「相続分」といいます。
相続分には,法定相続分と指定相続分があります。法定相続分とは、民法に基づいて認められる原則的な相続分のことです。他方、指定相続分とは、被相続人の遺言によって指定される相続分のことです。
法定相続分は、配偶者がいる場合とそうでない場合で異なります。具体的には、以下のとおりです。
- 「配偶者と子」が相続人となる場合には、配偶者が2分の1、子が2分の1の相続分
- 「配偶者と直系尊属」が相続人となる場合には、配偶者が3分の2、直系尊属が3分の1の相続分
- 「配偶者と兄弟姉妹」が相続人となる場合には、配偶者が4分の3、兄弟姉妹が4分の1の相続分
相続分は、遺言による指定相続分または法定相続分によって決まるのが原則ですが、被相続人が、共同相続人のうちの一部に対し、婚姻・養子縁組・生計の資本として生前贈与をしていた場合や遺贈をした場合、「特別受益」があるものとして、相続分の計算において考慮されます。
また、共同相続人のうちの一部が被相続人の事業に関する労務の提供、財産上の給付、療養看護その他の方法により被相続人の財産の維持または増加について特別の寄与をした場合にも、「寄与分」として相続分の計算において考慮されます。
民法と資格試験
民法は、私法の基本法です。我々の生活に最も身近な法律です。
そのため、例えば、司法試験(本試験)、司法試験予備試験、司法書士試験、行政書士試験、宅建試験、マンション管理士試験・・・など、実に多くの資格試験の試験科目になっています。
これら法律系資格の合格を目指すなら、民法を攻略することは必須条件です。
とは言え、民法は範囲も膨大です。メリハリを付けないと、いくら時間があっても合格にはたどり着けません。効率的に試験対策をするには、予備校や通信講座などを利用するのもひとつの方法でしょう。
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参考書籍
本サイトでも民法について解説していますが、より深く知りたい方や資格試験勉強中の方のために、民法の参考書籍を紹介します。
逐条解説 改正相続法
著者:堂薗幹一郎など 出版:商事法務
民法改正に対応した逐条解説書。相続を扱う実務家向けですが、持っていると何かと便利です。立法担当者や現役裁判官による著書であるため、内容に信頼性があります。
資格試験向けの参考書籍としては、以下のものがあります。
民法(全)(第3版補訂版)
著者:潮見佳男 出版:有斐閣
1冊で民法総則から家族法まで収録されています。基本書というより入門書に近いでしょう。民法全体を把握するのにはちょうど良い本です。
民法VI 親族・相続 (LEGAL QUEST)第8版
著者:前田陽一ほか 出版:有斐閣
家族法全体の概説書。条文・判例から書かれているので、学習の早い段階から利用できます。情報量もあるので、資格試験の基本書として十分でしょう。
親族・相続(伊藤真試験対策講座12)第4版
著者:伊藤真 出版:弘文堂
いわゆる予備校本。予備校本だけあって、実際の出題傾向に沿って内容が絞られており、分かりやすくまとまっています。民法は範囲が膨大なので、学習のスタートは、予備校本から始めてもよいのではないでしょうか。

