債務不履行の類型のひとつに「履行遅滞」があります。履行遅滞とは、債務者が履行期に履行が可能であったにもかかわらず履行しないことをいいます。

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履行遅滞の概要
債務不履行の類型のひとつに「履行遅滞」があります。履行遅滞とは、履行期に履行が可能であったにもかかわらず履行しないことです。
履行遅滞は、以下の要件を充たす場合に成立します。
- 履行期に履行が可能であったこと
- 履行期を経過しても債務の履行がされなかったこと
- 履行がされなかったことについて債務者に帰責事由があること
- 履行がされなかったことが違法であること
金銭債務の履行遅滞の場合には、損害賠償として、遅延損害金が発生します。利息と同じように、一定の割合(利率)によって計算されるため、遅延利息と呼ばれることもあります。ただし、あくまで損害賠償ですので、利息とは異なります。
民法と資格試験
民法は、私法の基本法です。我々の生活に最も身近な法律です。
そのため、例えば、司法試験(本試験)、司法試験予備試験、司法書士試験、行政書士試験、宅建試験、マンション管理士試験・・・など、実に多くの資格試験の試験科目になっています。
これら法律系資格の合格を目指すなら、民法を攻略することは必須条件です。
とは言え、民法は範囲も膨大です。メリハリを付けないと、いくら時間があっても合格にはたどり着けません。効率的に試験対策をするには、予備校や通信講座などを利用するのもひとつの方法でしょう。
STUDYing(スタディング)
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参考書籍
本サイトでも民法について解説していますが、より深く知りたい方や資格試験勉強中の方のために、民法の参考書籍を紹介します。
本サイトでも民法について解説していますが、より深く知りたい方や資格試験勉強中の方のために、民法の参考書籍を紹介します。
新訂債権総論(民法講義Ⅳ)
著者:我妻榮 出版:岩波書店
民法の神様が書いた古典的名著。古い本なので、実務や受験にすぐ使えるわけではありませんが、民法を勉強するのであれば、いつかは必ず読んでおいた方がよい本です。ちなみに、我妻先生の著書として、入門書である「民法案内7 債権総論(上)」や「ダットサン民法2 債権法(第4版)」などもありますが、いずれも良著です。
我妻・有泉コンメンタール民法(第8版)
著書:我妻榮ほか 出版:日本評論社
財産法についての逐条解説書。現在も改訂されています。家族法がないのが残念ですが、1冊で財産法全体についてかなりカバーできます。辞書代わりに持っていると便利です。
司法試験・予備試験など資格試験向けの参考書籍としては、以下のものがあります。
民法(全)(第3版補訂版)
著者:潮見佳男 出版:有斐閣
1冊で民法総則から家族法まで収録されています。基本書というより入門書に近いでしょう。民法全体を把握するのにはちょうど良い本です。
債権総論(第五版)
著者:中田裕康 出版:岩波書店
債権総論の概説書。情報量は十分です。説明も分かりやすく整理されているため、資格試験の基本書としても辞書としても使えます。
債権総論(伊藤真試験対策講座3)第4版
著者:伊藤塾 出版:弘文堂
いわゆる予備校本。伊藤塾の試験対策講座シリーズの債権総論。予備校本だけあって、実際の出題傾向に沿って内容が絞られており、分かりやすくまとまっています。民法は範囲が膨大なので、学習のスタートは、予備校本から始めてもよいのではないでしょうか。
